来た人がほっとできるような空間を、と思っています

なんでご主人をBullさんって呼ぶのですか?と聞いてみたら、出会ったときからそういうあだ名が定着してたから、なのだそうです。

— 蘇堂は、長らく空家になっていた物件をご自分で手入れされているのですね

江戸時代の物件だそうです。最初は埃まみれで、どこから手を付けていいのかわかりませんでした。
でも「夢見ていた大きなプラモデルを手に入れた」って、Bullさんは嬉しそうにしてて、毎日通ってます。
一つ一つ、丁寧に水拭きして、亜麻仁油を塗って。柱の溝にパテを埋めたり。この彫り物は、埃を拭き取るだけで、1日かかっちゃいました。
蘇っていくのが楽しいみたいで、私自身もそれを見守るのが楽しみです。

— 床や柱に塗るワックスは、かおりさんが蜜蝋と亜麻仁油で手作りしたと聞きました。とても想いのこもった蘇堂ですが、どんなお店にしていきたいですか

いっぱいあるんですけど、昼間営業のカフェで、来た人がほっとできるような空間を、と思っています。
この辺は歩いて散策するのにぴったりなんです。宿泊のチェックアウトは10時くらいだけど、まだ開いているお店ってあまりないですよね。その位からちょっとお茶が出来たり、軽く食べられたりできるのもいいですね。
それと、ランチタイムでも千円札一枚でお腹も心もいっぱいになるのも、理想的です。

— 食材については、こだわりはありますか

野菜は、特定の契約先を決めてしまわないで、白浜などの近隣の直売所から買ってみようと思ってます。
野菜に限らず食材との出会いの中で模索していきたいですね。この間は、Bullさんが魚の頭からスープをとったカレーを試作しました。ちょっと思ったのと違う出来だったようですが。
今は夏みかんを、ジャム以外で何か出来ないかな、と色々考えています。
10人の人が居たら、9人はやらないような、普通とちょっと違った演出をしてみたいです。

— ところで、富崎小学校が給食ストップしたとき、子供たちにスープの差し入れをされたそうですね

子供が富崎小に通っていて、3.11の後お弁当を持って来るように、と連絡がありました。でもこの辺のお母さんたちは働いている人が多くて、お弁当を急に作れって言われても大変だろうと。
大人も疲れてるし、子供も知らずに疲れてるかもしれない。そんな時蘇堂には何ができるだろうね、って話し合って、スープを差し入れすることにしたんです。スープならあったかいし、気持ちがほっとするかなって。
小学校側も受け入れてくれました。でもこれが大人数の学校だったら、私たちもそこまで出来なかったと思います。



2011/09/15
 
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只今鋭意制作中。もう少々お待ちくださいませ。

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